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◆共同購入型クーポン(フラッシュマーケティング)について考える◆
今や国内にも100社以上が参入していると言われるNEWクーポンサイト。
いわゆるグルーポン系の情報サイト(フラッシュマーケティング)について
考えてみたいと思います。
多数のユーザーが共同でクーポンを購入することで、
定価の50%~90%程度の割引が適用されるというもの。
情報サイト側は基本的に「期間限定のサービス」として行っており、
店舗側が懸念する“安売りのイメージ”は定着しないとされているようです。
消費者には大変喜ばしいものですが、果たして経営(店舗)側にとって良いものなのでしょうか。
個人的主観ですが、基本的にはNOです。
しかし、消費者の傾向が変化してきているのも事実、
業種や経営側のコンセプトによって中にはYESというところもあると思います。
この仕組みは、
例えば原価100円、定価1,000円の商品をこれらのサイトを利用して
50%OFFのクーポンを出すとします。
すると購入者1人当たりの利益は400円。
しかしここから情報サイト側への手数料として、
利益の20%程度(サイトによって様々)が差し引かれます。
この場合、20%の手数料として考えると、利益は320円。
更に共同購入型クーポンは多数の購入者があって成立するもの。
100人とか150人とかの購入者が保証されています。
仮に100人の購入者がいたとすれば利益は32,000円。
ここで通常(定価)で売った時を考えてみましょう。
同じ利益32,000円出すのに必要な購入者は
32,000÷900=約35.5…人
このように見ると、
「定価で35人ものお客様に来店してもらう(買ってもらう)のは大変」
と思われるかもしれませんね。
確かにそうです。
悪い言い方をすれば、35人のお客様も集客出来ないような商品・店舗ならば
共同購入型クーポンへ打ち出すメリットがあるのではないかと思います。
と、この辺りまではなんとなく誰もが考えられることでしょう。
しかしながら、期間限定のサービス故、その期間で得られる利益は微々たるもの。
ここからが最も重要なことなのです。
「リピーター確保と失客を考える」
サイト運営側の人も
「まず1度来店(購入)してもらい、そこからリピーターに繋げてください。」
などと軽々しく言われますが、ここからのお客様をリピートさせるのは非常に困難です。
考えてみてください。
「安いから」という理由で来店(購入)されたお客様が
通常価格に戻したところでまた来ようと思うでしょうか?
もし自分ならまたサイトを利用して同じような業種の「安い」店舗を探して行くと思います。
来店へのハードルが低い分、リピートさせる為のハードルが高くなるのは当然です。
なので、相当「商品・技術・人(接客)・環境」で感動がなければ
半額以下という破格で来店(購入)したお客様をリピートさせるのは難しいと思いますし
逆にそもそもそれが提供できる店舗や商品というものは、割引を行って共同購入させずとも
多くのお客様が来店されていることでしょう。
このように、フラッシュマーケティングを行う場合
「リピートさせる仕組み」を徹底的に考えておく事が必須だと思います。
徹底的に考え、それでも来店者の1割がリピートすればいい方ではないでしょうか。
それともう1点、“失客”の恐れが出てきます。
業種によって、今までそこを利用していたお客様にとっては環境(客層や接客)が
変わってしまい、居心地が悪くなったと感じられる人も出てくるかと思います。
そうならない為に
「既存客を逃さない為の仕組み」も考えておく必要があるでしょう。
このように考えてみると、共同購入クーポンで100人来店するお客様を
「どうリピートさせるか」
「既存客を逃さないようにするにはどうするか」
を考えるよりも
「定価でどうやったら35人の集客ができるか」
を考えた方が実はリピーターの確保が楽だったり、
最終的に経営(店舗)側としても良いものだと思います。
あくまで個人的主観ですが、フラッシュマーケティングを検討されているご経営者様へ
何か一つの検討材料として捉えていただければ幸いです。


